醒目仔蠱惑招 1979
原題
製作年度
英題
The Incredible Kung Fu
Master
製作国
邦題
燃えよデブゴン9
TV放映題
フジテレビ
出演画像
海報
武術指導
洪家班兄弟(林正英 陳毅 梁家仁 元彪)
クレジット
洪金寶
監督
張同祖
配役
準主演
製作会社
香港第一影業機構
役名
肥寶
その他
出演 |
董瑋 洪金寶 黃杏秀 高飛 李海生 孟海 |
Story |
詠春拳の達人である李振飛(黃蝦)と、五形拳の達人である李振鵬(陳龍)兄弟はとても仲がよく、いつもつるんでいた。ある日、村で悪さをしていた悪党の棍威(李海生)を2人で成敗する。しかし、意地の悪い棍威は一方に、「アンタの拳法の方が強かったぞ。」 と言って仲間割れをさせようとする。 この挑発にまんまと引っかかった2人は自分の腕のほうが上だといがみ合うことになってしまう。 その後、2人はお互いに別々な道場を構えてライバル意識剥き出しにするのであった。 しかし、その棍威も2人に復讐を考えていた。 ある日、李兄弟の道場に一通の手紙と銀貨50両が届く。そこには、「明日、10マイル坂の丘に来るように。」と書かれてあった。その手紙の差出人は棍威の弟、田峯(高飛)はであった。翌日李兄弟は約束の場所へ向かう。振飛は娘の菁菁(黃杏秀)をつれて、振鵬は息子の小海(孟海)を連れてきていた。田峯は、2人の息子の大狗(鍾發)と小狗(大細眼)の兄弟に、この2つの道場に弟子入りさせてほしいというのだった。しかしそれは、それぞれの拳法を習わせて盗ませて、李兄弟を倒そうとする計画だったのだ。 そして田峯は、「2年後にこの場所で修行の成果を見せてほしい。」といって立ち去るのだった。そして、兄の大狗は振鵬の五形拳道場に、弟の小狗は振飛の詠春拳道場にそれぞれ入門し、拳法を習い始める。下地があり才能ある2人はすぐに上達し、技を手に入れていった。 幼い頃孤児だった張良(董瑋)は、米屋に雇われて働いていた。彼は李兄弟の道場のどちらにも米を配達していた。そのため、菁菁と小海とも友人で仲がよく、よく3人で落ち合って話をしていた。。菁菁達は親達のいがみ合いに頭を悩ませて、度々、張良に愚痴をこぼしていた。ある日、張良は五形道場に配達に来ていた。そこでは、大狗が同僚達と手合わせしていた。彼は次々と同胞の弟子達を倒していた。その試合に巻き込まれる形で張良は、ひょんなことから大狗を殴ってしまい、彼に追いかけられる。 そして、張良は寶の所へ行き、弟子入りを乞う。そして、彼は寶の家に住み込み、猛特訓を開始する。とても厳しい寶師匠に時には不満を感じながらも、努力し、コツをつかみながら上達していく。その頃、大狗兄弟は父親の田峯に殆んどの技を習得したと報告し、着々と李兄弟への復讐計画を着々と進めていた。 |
出演画像 | |
資料 |
演員クレジット |
片名 | 肥龍功夫精 | 海報標題 | |
英題 片名 |
The Kung Fu Master | 劇照英文名 | |
Ketua kung fu | マレーシア題 | ||
They Call Me Phat Dragon | USビデオ題 | ||
邦題 | サモ・ハン・キンポーのプロジェクトD(デブゴン) | ビデオ題 | 大映 |
備考 | タイトル 左:『肥龍功夫精』(Ground Zero版) 右:『醒目仔蠱惑招』(Film Hollywood版) どちらも英語タイトルは『The Kung Fu Master』となっている。 TV放映について 『燃えよデブゴン6』は本来は本作が予定されていた!? 1985年の「ロードーショー」誌で、当初「燃えよデブゴン6」が、『肥龍功夫精/The Incredible Kung Fu Master』として予告されている。が、結果、1985年6月8日に「6」として放映されたのは『搏命單刀奪命槍/Odd Couple』であった。この内容は、「キネま旬報」にも同内容の広告が写真付きで載っている。 吹替は遅くとも放送日の1週間前には収録されるらしいが、その間に問題が発生し、85年の初放送では急遽『搏命單刀奪命槍』に差し換えられたようだ。問題があったかどうかは、今のところ不明。 憶測であるが、『搏命單刀奪命槍』と同じ嘉寶公司の『老虎田鶏』は「3」として既に放映されており、『搏命單刀奪命槍』も同じ会社の作品であるため、早くから日本に入っており(と言っても1年前)、吹替も既に製作されていた(?)。『肥龍功夫精』の方が先に予定されたが、そこで問題が発生し、準備してあった『搏命單刀奪命槍』を「6」として放送した。その後『肥龍功夫精』は時期を逸し、3年後に繰り下げられた。(何らかの問題というのは、もちろん吹替版製作上の理由だと思われる。) 上記内容は、情報提供いただいた2名の方の会話を要約したものです。提供ありがとうございました。 |