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原題

龍的心

製作年度

1985

英題

Heart of The Dragon

製作国

香港

邦題

ファースト・ミッション

劇場公開題 松竹
出演画像 HEARTOFTHEDRAGONCAP1.PNG - 71,627BYTES 海報 HEARTOFTHEDRAGON.PNG - 49,975BYTES
武術指導 洪家班(元奎 孟海 元華 陳會毅) クレジット 洪金寶
監督 洪金寶 配役 主演
製作会社 嘉禾電影有限公司 役名 大舊衰
その他
出演

成龍 洪金寶 孟海 朱寶意 黃錦燊 鍾發 狄威 高飛 太保 田俊 陳龍 午馬 陳友 林正英
胡楓 元奎 元華 錢嘉樂 陳國新 泰山 李海生 趙志凌 山怪 葉祖榮 黃蝦 張國華 蘇杏璇
鄭孟霞 張景坡 馮克安 柯受良 陳全 李家豪 林應發

Story

 幼くして両親を亡くし、知的障害者の兄フォン・シュンタク(洪金寶)と弟シュンヤン(成龍)。シュンヤンは生活を支えるため、特別警察隊の訓練を受けていた。その指揮官(林正英)に認められ、彼は香港警察の刑事となる。兄はいつも子供たちと遊んでいたが、知恵遅れのためトラブルばかり起こしてシュンヤンを困らせていた。シュンヤンは自分が刑事という、いつ命を落とすかもしれない仕事のため日頃から兄の心配していた。

 刑事課に所属されたシュンヤンは早速警部(黃錦燊)の元を訪れる。特別警察隊上がりの彼に自分は厳しいぞと、いろいろうるさく言う警部であった。そこに、麻薬中毒に陥った麻薬組織の組員が取り調べ中に発作を起こしたと同僚がやってくる。警部はシュンヤンにその同僚と一緒に、その組員を病人に連れて行く事を命じられる。

<日本でのみ挿入されたシーン>
 タッド達は病院に連行したところで組織の待ち伏せにあう。組織は口封じのためにその組員を殺そうとしていたのだ。そこで、組織の部下達と乱闘になる。
<以上>

 今日も友達のワーや他の子供達と遊んでいたシュンタクは、お腹が減ったためレストランに入った。レストランの支配人はシュンタクが普通の大人で、子供たちの親だと思い注文を受ける。更に、子供たちもシュンタクをパパと呼んで、調子に乗ってどんどん注文する。食べ終わって勘定を見ると、お金足りないことに気付く。ワーはシュンタクに弟を呼べという。しかし、シュンタクは電話番号を忘れたと言う。仕方なくワーがシュンヤンを呼びに行くが、痺れを切らした他の子供達は勝手に帰っていってしまう。シュンタクも帰ろうとするが支配人たちに捕まってしまう。自分が無銭飲食だと判っていない彼は、怒鳴られて逃げようとする。知恵遅れであると気付かない支配人と店員達は彼に暴行を加える。シュンタクはおびえて調理室の冷凍庫に逃げ込み、閉じ込められてしまう。冷凍庫は頑丈で外からも空かず、電源を切っても非常発電機があるため、中に居ると凍え死んでしまう。

 ワーから話を聞き駆けつけてきたシュンヤンは、支配人達に中に入る方法を聞くが無愛想に扱われる。シュンヤンはダクトから中に入り兄を助け出す。幸い命に別条は無く、一命を取り留める。病院から家に帰り、シュンヤンはシュンタクに「電話番号を書いた札をやるから、もう勝手にレストランなんかに行くなよ。」と優しく注意するのであった。

 シュンヤンは兄が少しでも自立できるようにと家庭教師(陳友)を雇って勉強をさせていた。シュンタクも弟の心を知っていて一生懸命勉強しようとしていたが、現実は酷くシュンタクは家庭教師にいじめられていた。兄を任せてシュンヤンが家を出ていくと急に態度が変わり、まともに教えようとしなった。教えを乞おうとするシュンタクに家庭教師は、彼をののしり始める。泣き出すシュンタクは「勉強したいんだ。」と訴えるが、教師は更に罵声を浴びせ「金のためにやってるんだ。競馬代を稼いだら、すぐやめてやるんだ。」と言う始末。ポストを見ていい知らせが来ていたシュンヤンは部屋に戻ろうとしていた。そこで怒鳴り声を聞き、ドアの外で様子を伺っていた。話の内容を聞いたシュンヤンは怒り、すぐさま金を叩きつけ家庭教師を追い出した。泣きながら謝ろうとするシュンタクに、弟は「新しい先生をやとおう。」とかばうのであった。

 シュンヤンの子供の頃の夢は船乗りであった。彼は船乗りの試験を受けていて、その採用通知が届いていた。シュンヤンは恋人のジェニー(朱寶意)が働くレストランに来ていた。勤務中の彼女に、「結婚しよう。」というが、急な話で不思議に思うジェニー。そこに、シュンヤンの同僚の刑事たちがやってくる。彼らはシュンヤンの事情を知っていたうえ、シュンタクの事を心配してくれていた。また、優秀なシュンヤンが刑事を簡単に辞めようとするのを止めようと、話の邪魔をしてきた。兄の世話を女房に押し付けようとしてるんだと、わざとジェニーを怒らせてしまう。シュンヤンは怒るが、それだけ自分達の事を心配してくれている事に気付き、何も言えなくなりふてくされる。その時、ジェニーが悪い客に絡まれていた。それを同僚のヤン(孟海)が、客を注意するが、逆に殴られてしまう。ここでケンカすると、ジェニーに迷惑がかかると、全員黙って店を後にする。

<日本でのみ挿入されたシーン>
 彼らは、悪い客達が店から出てくるのを駐車場で待ち伏せしていた。そして、2度と彼女に手を出さないように注意して、乱闘を始める。
<以上>

 その頃タクは、ワーに父親のフリをして学校の父親面談へ来て欲しいと頼まれていた。ワーは兄と二人暮しなのだが、成績も学校での素行も悪く、それが兄にばれたら大変なことになるからと、困っていた。「関係ない。」というシュンタクだったが、おもちゃとアイスに釣られて引き受けてしまう。学校に行き教師と話をするシュンタク。しかし、同じセリフしか言わず、おもちゃで遊んでる彼を見て、教師はすぐに気がつき、結局ばれてしまう。ワーはすぐに先生に呼ばれて怒られてしまう。

 シュンヤンは船乗りの仕事をあきらめていなかった。その日は、シュンタクを連れて船をに見に来ていた。兄に船乗りになる夢を話していた。よく判っていない兄だったが喜んでいた。そして、2人はシュンタクの友達のミンの家に行った。ミンの親は商店を開いていた。シュンヤンはその親に3ヶ月シュンタクの面倒を見て欲しいと頼んでいた。面倒料としてお金を渡していたが、その親もずるく、嘘をついて金を少しでも多くもらおうとするのであった。先の事を夢見ているシュンヤンはそんなことは気にせず、お金を渡すのであった。シュンタクはミンたちと遊びに出かける。そこに、ワーの兄でチンピラのケニー(太保)が店の物をたかりに来ていた。ワーとミンはいとこであった。口悪くシュンヤンに絡んでくるが、無視していた。シュンヤンはもう既に刑事を辞めていたのだ。

 その後、シュンヤンが家に戻るとシュンタクはふてくされていた。おもちゃを散らかし、何を聞いても起こる始末。シュンタクは子供たちから「シュンヤンは船乗りになって、お前を捨てようとしてるんだ。」といわれたのだ。「捨てたりしない。」というシュンヤンに怒って、窓を飛び出そうとしたり無茶をしようとする。さすがのシュンヤンも堪忍袋の緒が切れてしまい、本音をぶつけてしまう。シュンヤンは「荷物だと思ってる。自分だって夢があるんだ。」と怒鳴りつけて出て行ってしまう。泣きながら「大人にならなきゃ。」と思う、シュンタクだった。

 シュンタクは就職して自立しようと街に出ていた。いろんなところを訪ねるが断られてしまう。そして、ある飯店にたどり着く。そこで、店主から「何でもするか?」と聞かれ、シュンタクは「何でも出来る。」と答える。しかしその店主は意地が悪く、シュンタクを知恵遅れだと判ってからうのだった。仕事は欲しいシュンタクは、店主のいう事を聞いて、動物の真似をさせられる。そこを通りかかったヤンがそれをやめさせる。反省の色が無い店主に、ヤンは怒り殴りつけてシュンタクを家に連れて帰った。

 その晩、ヤンはシュンヤンに事態を知らせ怒っていた。シュンヤンはまだ怒っていて聞こうとせず、ヤンと口論になる。やめさせようとするシュンタクだったが、結局ヤンはシュンヤンを見放して帰ってしまう。1人ベッドで泣いていたシュンヤンに、シュンタクは自分が悪かったと言う。我に返ったシュンヤンは兄に謝り、自分のした事を反省する。やっぱり、心配で帰ってきていたヤンはそれを見て、涙するのであった。仲直りした兄弟は、ジェニーと浜辺に遊びに来ていた。兄とばかり遊ぶ、シュンヤンにジェニーは理解していながらもふてくされていた。

 そしてシュンヤンは警察に戻っていた。警部たちと麻薬密輸団のボスのキム(田俊)の家に潜入していたが、部下の1人ファ(鍾發)が証拠の麻薬を持って裏口から逃げており、逮捕する事が出来なかった。その頃、子供たちと警察ごっこをして遊んでいたタクは、偶然ファと出くわす。おもちゃの拳銃を持っていたシュンタクに驚き、本物だと勘違いして逃げようとする。そして、麻薬の入っていたカバンを落としてしまう。しかし、チョウはタクが警察だと思い込みそのまま逃げていってしまう。シュンタクと子供達はカバンを見つけ、それを草むらに埋めて隠してしまう。ファは麻薬が警察に奪われてしまったと、キムに報告する。しかし、キムはファが麻薬を横取りしようとしていると思い、待ち合わせた場所で彼を襲う。

 何とか逃げ出したファは、警察に保護を依頼する。潜伏しているホテルに駆けつけたタッドと警部達はファから話を聞く。「ブツは警察に押収された。」と言うファだったが、その報告を受けていない警部は、内部紛争と疑う。そして、ファの証言から押収した警察の似顔絵を作りその男を捜す。ファは疑われながらも警察で保護され、タッドは警部からラウの尾行を命じられる。
 街を歩いていたチンピラのケニーは、警察に止められ職務質問を受けていた。そして似顔絵を見せられるが、知らないと言う。家に帰ったケニーはワーに、シュンタクの居場所を聞こうとする。ワーは心配になってシュンタクの元へ行き、「あのカバンを警察が捜しているんじゃないか?」と言って、中身を見に行こうとする。その2人をケニーはつけていた。そして、強盗のフリをしてそのカバンを奪って去っていく。ケニーに崖から蹴り落とされたシュンタクは、救助隊の助けられていた。それは大きな救出劇としてTV放送されていて、ホテルにいたファは偶然それを見て警部に報告する。

 その頃ケニーは、知り合いのヤクザ(馮敬文)に麻薬の一部を売りつけようとしていた。しかし、そのヤクザも麻薬組織とつながっており、すぐにキムの手下がやって来てケニーはつかまってしまう。そして、病院にいたシュンタクはシュンヤンにどうしてこうなったのか問われていた。そこへ警部が来て、シュンタクを強盗容疑で逮捕しようとする。シュンヤンは事態が判らず、警部と口論になる。その間にシュンタクは逃げ始め、皆で追いかけるが見失ってしまう。容疑者を逃がした罪でシュンヤンも逮捕されそうになるが、警部は彼にチャンスを与える。自分で兄を逮捕して、明日までに出頭して来いと言う。シュンヤンは兄がワーの家に行ったのではないかと思い、ワーの家に向かおうとする。その時、ケニーがキムの部下達と残りの麻薬の場所へ連れて行かれているのを見かける。そのまま連中はワーの家に入っていく。そこには、やはりシュンタクも来ていた。麻薬は部下達の手に渡り、ケニーは殺される。シュンタクにも銃口を向けられたその時、シュンヤンが家に突入する。部下はシュンヤンが刑事だと知っていたため、シュンタクを人質にして逃げてしまう。

 その後、部下達は麻薬をもってアジトに帰りキムに全てを報告する。ファの容疑は晴れたが、いまや警察の犬になろうとしている彼がそのまま裏切る事を金は恐れる。そして、逃げるため人質として連れてこられたシュンタクが、刑事であるシュンヤンの兄だと知る。シュンタクのクビにぶら下げている電話番号を見てキムは、「兄貴を殺されたくなければ、ファを連れて来い。」とタッドに電話する。シュンヤンはヤン達同僚に相談し、協力を依頼する。最初は、警部に相談しようと言うが、シュンヤンは「警部はキムの逮捕を優先するはずだ。自分の兄貴なんだ助けてくれ。」と言う。シュンヤンの想いを知る彼らは協力を約束し、ファの身柄を手に入れるために動き出す。護衛していた同僚から無理やり彼を奪う事に成功。しかし、そこには既に情報を聞き入れた特別警察隊が来ていた。シュンヤンはファを同僚に任せ、警察隊を巻く。

 そして、キム達との待ち合わせの建設現場でシュンヤン達は落ち合う。最初からファもシュンヤンも殺そうとしていたキム達は、彼らに襲い掛かってくる。ファは早速殺され、シュンヤン達は重傷を負いながらもキム一味を一掃する。そして兄を探し出し、建物の外へ出たシュンヤン達は特別警察隊によって逮捕される。しかし、その指揮官は「役目を終えたら、戻って来い。」というのだった。

出演画像HEARTOFTHEDRAGONCAP2.PNG - 583,216BYTESHEARTOFTHEDRAGONCAP3.PNG - 625,792BYTES
資料 演員クレジット
HEARTOFTHEDRAGON2.PNG - 36,505BYTES

導演クレジット
HEARTOFTHEDRAGON3.PNG - 223,340BYTES

武術指導クレジット
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クレジットは、「洪家班」。サモが関わったかは不明。


TV放映
吹き替え声優:水島裕


新聞広告
 
ビデオ、DVDジャケット
HEARTOFTHEDRAGON5.PNG - 280,312BYTES
片名
     
英題
片名
Powerman 3 ドイツ題  
First Mission フランス題
   
ファースト・ミッション ビデオ題 松竹
ファースト・ミッションDVD題 松竹
     
備考

タイトル
HEARTOFTHEDRAGON6.PNG - 159,432BYTES

サモと嘉禾の合同会社
HEARTOFTHEDRAGON7.PNG - 133,248BYTES

BACK.PNG - 2,571BYTES

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