中国からやってきた高玉瑛(茅瑛)は、大韓帝国の合気道場、飛鷹総館の館長の教えの元、厳しい訓練を送っていた。そして、館長は弟子の高翔(黃家達)と范威(洪金寶)と共に、彼女の祖国の中国滄州へ帰り、そこで飛鷹道館の分館を開いて合気道を中国に広めるように命じる。帰国前、館長は無意味な争いを禁ずと、合気道の教えを再度彼女らに教えるのだった。帰郷した3人は館長の教えの通り祖国滄州で道場を開いたが、この町で勢力をふるっていた悪い日本人が開く黒熊道場から目を付けられる。彼らの横暴は町の住人達を苦しめていた。
ある日、3人で食事をしていると黒熊道場の門下生2人が酔っ払って玉瑛にいやらしい嫌がらせをしようとする。血の気の多い范威はその酔漢2人を止めようとするが、殴られてしまいケンカを始める。飛鷹道館を気に食わなく思っていた黒熊道場の館長、仇霸天(白鷹)はその話を聞きつけ、玉瑛達の道場を潰ぶそうと門下生達に嫌がらせをさせる。道場に対して様々な攻撃をされ、気性の荒い范威はやはりケンカを起こしてしまう。玉瑛は執拗に言いがかりをつけてくる黒熊道場に、悪い予感を感じていた。
そしてまたある日、范威が屋台で食事をしてる所に、また例の道場の門下生の胡佳(梁小龍)が、店の女の子、小秀(薛家燕)にちょっかいを出していた。それを見た范威は、またもや乱闘を起こしてしまう。玉瑛は喧嘩っ早い范威に館長の教えをを言い聞かせ我慢しろと言うのだが、范威は町で商人達にひどい仕打ちをする門下生達を見て我慢できず、またまたそいつらをやっつけてしまう。
事態が悪化してきていると思ったカオは、黒熊道場に出向き和解を申し込むのだが、霸天は話を聞き入れず、3日以内に范威を引き渡せ言い放つ。さらに霸天は高翔の右腕を折ってしまう。玉瑛はそんな状態になっても館長の教えを守り通すのだったが、さすがに口惜し涙にくれる。そして、玉瑛はこれ以上騒ぎを起こさせないために、范威を町の片隅にある閉鎖された倉庫に身を潜めさせる。そして、彼女は1人で飛鷹道館を守り抜こうとする。
しかし、相変わずの黒熊道場挑発はくりかえされ、卑劣な手口に怒ったユーは遂に敵道場に単身乗り込むが、そこには霸天に雇われたの日本人用心棒、豐田谷熊(九段吾郎)が日本刀を持って待っていた。しかし、豐田は瑛の敵ではなかった。だが、それはただのおとりであった。范威は門下生達に居場所を見つけられており、彼は霸天に殺されてしまっていた。してやったりの霸天一味はそれ以降、更に激しい嫌がらせを始める。彼女達の武術や門下生たちまでも奪おうと、勝手に玉瑛の道場に黒熊道場滄州合気道分館なる看板を掲げようとする。武芸者にとって命である看板を汚され、豐田を殺され、さすがに怒りに燃えた玉瑛と高翔は黒熊道場に殴り込み、あっという間に黒熊道場の連中倒してしまう。しかし、最後の手段に出た霸天達は飛鷹道館を占拠してしまう。玉瑛は負傷した高翔を抱え、ひとまず道場を離れ空き家に身を隠す。
何とか黒熊道場の横暴を食い止め、道場を元に戻したい玉瑛は、1人考え込み町をさまよっていた。そこに、韓国から同朋の大師兄(黃仁植)が、館長の指示で様子を見にやってくる。事情を聞いた大師兄は事態を重く受け止め、協力しようとする。彼は館長の一番弟子で、信頼されていた。彼の出現で、心を強くしていた玉瑛は高翔を呼びに空き家に向かう。しかし、既に悪の手そこまで伸びており彼は殺されていた。彼女は館長の教えに背く事を謝罪し、大師兄と共に復讐に向かうのだった。 |