Games Gamblers Play

原題
鬼馬雙星
製作年度
1974

英題 Games Gamblers Play 製作国
香港

邦題 Mr. Boo!　ギャンブル大将 劇場公開題東宝東和

出演画像海報

武術指導朱元龍クレジット洪金寶

監督許冠文配役カメオ

製作会社嘉禾影片公司役名

その他

出演
許冠文　許冠傑　許冠英　丁珮　呂有慧　喬宏　黃霑　孫泳恩　陶敏明　羅蘭　王琛　許紹雄　李昆　石天　洪金寶　鄭君綿　馮毅　杜茱迪　薛志雄　劉天賜　鄭少萍　李燕萍　金山　
金帝　陳福慶　馮祿德　黃新　陳非龍　葛利文　張竣英　熊德誠　甘露　馬笑英　陶三姑　
陳立品　曾礎霖　王爾華　王侃　藍天　羅國維　爾峰　何柏江　黃順昌　成運安
Story
　詐欺師でギャンブル好きの鄧（許冠文）は、賭博場でイカサマがばれてしまい、逮捕され服役していた。

　ギャンブル好きの青年、劉（許冠傑）は、マカオのカジノで持ち金全部をすってしまい、途方にくれていた。そこへ、ディーラー（石天）がチップをくすねている所を目撃する。ディーラーがトイレに入った所で証拠を押さえ分け前をせしめようとしていると、カジノのマネージャーと警官が押しかけてくる。彼はまんまと捕まり、刑務所に送り込まれてしまう。

　劉が放り込まれた監獄の同居人は鄧であった。鄧は新入りの劉に興味を示さず冷たくあしらっていたが、劉の荷物から出てきたドミノを見て、顔色が変わる。

　その後、ギャンブル好きの2人は意気投合し、出所後早速、賭博場へ出かけ儲けに精を出す。イカサマでドッグ・レースを営んでいるヤクザから、まんまと賞金をせしめるが、2人はイカサマがばれて追われるハメになってしまう・・・。
出演画像

　※日本公開版では、この洪金寶出演シーンがカットされ、許冠英の出演シーンに差し替えられており、視ることは出来ない（DVDの特典映像で収録）。しかし、日本ではこの作品より前に、許冠文作品第一弾として公開された『半斤八兩』の方にこのシーンが挿入され、公開されていたらしい。（現在発売のDVDには挿入されていない。）

＜差し替えられた理由＞

　元々本作は、許冠文と許冠傑のみで出演していた、TVBのバラエティ番組「雙星報喜」から派生した、許冠文の第一回監督主演作品である。そのため、許冠英の出演はなかった。
　
　①．『半斤八兩』、『賣身契』の日本公開後、許兄弟作品は人気を博していたため、1979年に急遽、第3弾として本作が同シリーズとして公開されることとなる。日本公開に当たり、配給元の東宝東和は、これまで2作は3兄弟揃っての出演であったため、嘉禾影片公司に3人の出演作品でないと困ると直訴する。そこで、同年に追加撮影をし、本来出演していなかった許冠英のシーンを作り、このシーンと差し替えられたと言われる。

　②．上述の理由とは別に、日本公開のためではなく、「許３兄弟」としての世界進出のためで、「世界公開版」として3人の出演作品にするために差し替えられたとも言われている。また、この差し替えられた「世界公開版」は、79年に香港でも再上映されている。ただ不思議なことに演員クレジットには、（現行バージョンも）許冠英の追加はもちろんであるのだが、洪金寶の名前も残ったままである。削除ミスであろうか。

　詳しくは『半斤八兩』の項で述べるが、おそらくは後者の理由であると思われる。
あくまでこの項では、『鬼馬雙星』についてのみ触れているため、差し替えられたかについてのみ記載しておく。『半斤八兩』への挿入についての言及は、『半斤八兩』で触れることにする。

　現在では本国でも「世界公開版」が主流になってきており、この洪金寶出演シーンは、削除シーンとして取り扱われている。

資料 演員、武術指導クレジット

劇場公開チラシ（併合）

片名

英題片名

邦題

備考
タイトル

国内版DVDジャケット

原題	鬼馬雙星	製作年度	1974
英題	Games Gamblers Play	製作国	香港
邦題	Mr. Boo!　ギャンブル大将	劇場公開題	東宝東和
出演画像		海報
出演画像		海報
武術指導	朱元龍	クレジット	洪金寶
監督	許冠文	配役	カメオ
製作会社	嘉禾影片公司	役名
製作会社	嘉禾影片公司	その他

出演	許冠文　許冠傑　許冠英　丁珮　呂有慧　喬宏　黃霑　孫泳恩　陶敏明　羅蘭　王琛　許紹雄　李昆　石天　洪金寶　鄭君綿　馮毅　杜茱迪　薛志雄　劉天賜　鄭少萍　李燕萍　金山　金帝　陳福慶　馮祿德　黃新　陳非龍　葛利文　張竣英　熊德誠　甘露　馬笑英　陶三姑　陳立品　曾礎霖　王爾華　王侃　藍天　羅國維　爾峰　何柏江　黃順昌　成運安
Story	詐欺師でギャンブル好きの鄧（許冠文）は、賭博場でイカサマがばれてしまい、逮捕され服役していた。　ギャンブル好きの青年、劉（許冠傑）は、マカオのカジノで持ち金全部をすってしまい、途方にくれていた。そこへ、ディーラー（石天）がチップをくすねている所を目撃する。ディーラーがトイレに入った所で証拠を押さえ分け前をせしめようとしていると、カジノのマネージャーと警官が押しかけてくる。彼はまんまと捕まり、刑務所に送り込まれてしまう。　劉が放り込まれた監獄の同居人は鄧であった。鄧は新入りの劉に興味を示さず冷たくあしらっていたが、劉の荷物から出てきたドミノを見て、顔色が変わる。　その後、ギャンブル好きの2人は意気投合し、出所後早速、賭博場へ出かけ儲けに精を出す。イカサマでドッグ・レースを営んでいるヤクザから、まんまと賞金をせしめるが、2人はイカサマがばれて追われるハメになってしまう・・・。
出演画像	※日本公開版では、この洪金寶出演シーンがカットされ、許冠英の出演シーンに差し替えられており、視ることは出来ない（DVDの特典映像で収録）。しかし、日本ではこの作品より前に、許冠文作品第一弾として公開された『半斤八兩』の方にこのシーンが挿入され、公開されていたらしい。（現在発売のDVDには挿入されていない。）＜差し替えられた理由＞　元々本作は、許冠文と許冠傑のみで出演していた、TVBのバラエティ番組「雙星報喜」から派生した、許冠文の第一回監督主演作品である。そのため、許冠英の出演はなかった。　　①．『半斤八兩』、『賣身契』の日本公開後、許兄弟作品は人気を博していたため、1979年に急遽、第3弾として本作が同シリーズとして公開されることとなる。日本公開に当たり、配給元の東宝東和は、これまで2作は3兄弟揃っての出演であったため、嘉禾影片公司に3人の出演作品でないと困ると直訴する。そこで、同年に追加撮影をし、本来出演していなかった許冠英のシーンを作り、このシーンと差し替えられたと言われる。　②．上述の理由とは別に、日本公開のためではなく、「許３兄弟」としての世界進出のためで、「世界公開版」として3人の出演作品にするために差し替えられたとも言われている。また、この差し替えられた「世界公開版」は、79年に香港でも再上映されている。ただ不思議なことに演員クレジットには、（現行バージョンも）許冠英の追加はもちろんであるのだが、洪金寶の名前も残ったままである。削除ミスであろうか。　詳しくは『半斤八兩』の項で述べるが、おそらくは後者の理由であると思われる。あくまでこの項では、『鬼馬雙星』についてのみ触れているため、差し替えられたかについてのみ記載しておく。『半斤八兩』への挿入についての言及は、『半斤八兩』で触れることにする。　現在では本国でも「世界公開版」が主流になってきており、この洪金寶出演シーンは、削除シーンとして取り扱われている。
資料	演員、武術指導クレジット劇場公開チラシ（併合）

片名


英題片名


邦題


備考	タイトル国内版DVDジャケット