原題	肥龍過江	製作年度	1978
英題	Enter the Fat Dragon	製作国	香港
邦題	燃えよデブゴン	劇場公開題	ヘラルド
出演画像		海報
武術指導	洪金寶	クレジット	洪金寶
監督	洪金寶	配役	主演
製作会社	香港鳳鳴影業有限公司	役名	阿龍
		その他

出演	洪金寶　李海淑　劉香萍　陸柱石　楊群　喬宏　梁家仁　李海生　大衛尼克（David Nick）　馮克安　馮峰　林建明　楊威　林建明　王偉
Story	田舎で豚飼いをしていた青年、阿龍(洪金寶）は、李小龍に憧れて毎日豚を相手にクンフーの腕を磨いていた。ある日、阿龍の父親は世間知らずでいつまでも子供っぽい阿龍に都会の厳しさを味合わせてやろうと、香港の下町で小さな食堂を開いている叔父さん（馮峰）のところへ手伝いに行けという。 　しぶしぶ了解した阿龍は、さっそく上京する。が、彼は行くところ行くところでトラブルを起こしてしまう。渡し舟の船底を破ってしまったり、バスで美人の阿珍（李海淑）に痴漢と間違われたりし、何とか店にたどり着く。店は狭く、隣に意地の悪い同業者夫婦（林建明,　楊威）がいて、敷地に線を引かれ客の取り合いをしていた。店は叔父さんと、太子高（陸柱石）という青年と二人で切り盛りしていた。 　さっそく、阿龍は太子高の世話になりながら最初は料理の注文をとり始めるが、注文を取り違えて客に怒られたり、食べかけた料理を取り上げて別の客に出したりと面倒を起こす。たまたまその客は、バスでであった阿珍の友人の小微（劉香萍）だった。彼女たちは店の常連で、太子高とは友達であった。そこへ阿もがやってきて、阿龍は2人と和解し、合い友達になる。 　阿龍は叔父さんに店はいいからと、出前に行かされることになが、その最中に引ったくりを見つけ自慢のクンフーで捕まえるのだが、肝心の出前は盗まれてしまい、また叔父さんに怒られてしまう。そして、今度は店の前で客引きをしていたが、警察に怪しまれて表にも出られなくなる。 しかし、阿龍は全然懲りておらず、街で李小龍が使っていたのと似たようなサングラスを見つけ、妄想にふけっていた。 　その頃、店では平然と無銭飲食をしようとしたチンピラ達と揉めていた。太子高は悪びれた様子を見せないチンピラに痺れを切らせケンカするが、逆にやられてしまう。それを目にした阿龍もケンカしようとするが、揉め事を起こしたくない叔父さんに止められる。しかし、チンピラの挑発に乗り、あっというまに数人のチンピラ達をやっつけ、金を払わせる。自信満々の阿龍に対して叔父さんは、「必ず仕返しに来る。この街はそんなに甘くはない。」と二人をしかる。クンフーを絶賛していた太子高は不満げに店を飛び出してしまう。そして、叔父さんの予想通り店は仕返しに遭いメチャメチャにされてしまう。怒りに震える阿龍を、叔父さんは嗜める。今度はさすがの阿龍も反省する。 　これ以上叔父さんには迷惑をかけまいと、今度は阿珍の紹介で、彼女の働くレストランでウエイターとして働き始める。垢抜けない阿龍は、店長に大丈夫かと疑われ、安い給料を言い渡される。だが、ウエイトレスの阿珍にセクハラしたり、店にいちゃもんをつける悪い外国人客をクンフーで追い払い信用を得る。順風満帆かと思われた矢先、またしてもトラブルを起こしてしまう。 　タクシーの運転手になっていた太子高は、ニセ物の骨董品を売る悪徳商人の子分（馮克安）と揉めてしまい、タクシーを壊されてしまう。その話を聞いた阿龍は仕返ししてやろうとするが、その子分の車とレストランの支配人（王偉）の車を勘違いしてめちゃくちゃに壊してしまう。クビは免れたものの、車を弁償する羽目になる。 　そしてある日、大富豪たちのパーティーの催しを手伝うことになり、阿龍は酒を運んでいた。酒を飲んだことが無い阿龍は、太子高に自分も飲んでみたいとぼやいていた。そのパーティーには例の悪徳商人一味も主席していた。悪徳商人のボス、白教授（楊群）はウエイトレスをする阿珍を見つけ驚いた。阿珍は彼の初恋の相手にそっくりだった。しかしその初恋は苦い思い出で、彼は初恋相手にいじめられた過去を思い出す。そこで白教授は関係無い阿珍に対して、鬱憤を晴らそうとちょっかいを出し始める。わざと落としたグラスを拾わせ、しゃがんだ彼女の後ろでチャイナドレスを踏みつけて、スリットを破けさせる。破けた部分からは下着が見え、彼女は大衆の面前で辱めを受ける。 　その頃、結局パーティーの酒に手を付け酔っ払っていた阿龍は、太子高からその話を聞き、悪徳商人の手下達と乱闘を始める。しかし、そこにはボスの３人の用心棒達がいた。一人は元キックボクシング選手（David Nick）、一人は空手使い（李海生）、そして、もう一人はクンフーの名手（梁家仁）であった。酔っていた阿龍は３人の一人ずつから一撃をもらいやられてしまった。そして、彼らはレストランでの職も失ってしまう。 　そして今度は太子高の伝手で、クンフーが使えるならと映画の撮影現場のエキストラの仕事を紹介してもらう。そこでは尊敬する李小龍まがいの映画を撮っていた。しかし、偉ぶっている李小龍もどきの主役の役者（梁小熊）の態度や、武術指導に納得がいかずふてくされていた。その態度に腹を立てたリーもどきの役者は彼を挑発し、我慢できなくなった阿龍は「李小龍は俺の尊敬するヒーローだ、俺の理想像を壊すな！」と、主役を伸してしまう。その後、武術指導の男やエキストラを相手に大暴れして、そこもクビになってしまう。 　せっかくのチャンスを不意にしてしまい、太子高に怒られながら店に戻った阿龍は、店で食事していた阿珍が例の悪徳商人一味に誘拐された事を知る。阿珍は店の食事に睡眠薬を盛られ、「病院に連れて行ってやる。」と無理やり白教授の子分の車に乗せられ、連れて行かれたのだ。それを知った２人はその車の後を追いかける。白教授のアジトにたどり着いた阿龍は、待ち構える３人の用心棒と対決することになる。何とか２人をやっつけた阿龍は、「やっぱり自分は都会になじめない。」と、田舎に帰っていくのであった。
出演画像
資料	演員、武術指導クレジット 導演クレジット   すべて英語名が、現在の"Sammo"ではなく、"Samo"となっている。 TV放映 吹き替え声優：水島裕 新聞広告 劇場公開ポスター

片名
英題 片名
邦題	燃えよデブゴン	TV放映題	フジテレビ
	燃えよデブゴン	ビデオ題	東芝映像ソフト

備考	タイトル 撮影風景 冒頭の渡航シーン、その他撮影風景。 （資料提供、ありがとうございました。）