原題	80日環遊世界	製作年度	2004
英題	Around the World in 80 Days	製作国	米国
邦題	８０デイズ	劇場公開題	日本ヘラルド映画
出演画像		海報
武術指導	成龍 成家班	クレジット	洪金寶
監督	Frank Coraci	配役	カメオ
製作会社	Warner Bros. Co. Ltd.	役名	黄飛鴻
		その他

出演	成龍 Steve Cooga　Cecile de France　Jim Broadbent  Adam Godley　 Kathy Bates　Arnold Schwarzenegger　Owen Wilson　Luke Wilson 洪金寶 呉彦祖 李美�h 盧惠光 莫文蔚
Story	19世紀末、英国ロンドンのイングランド銀行に、白昼堂々一人の泥棒ラウ・シン（ジャッキー・チェン）が侵入する。ラウは素早い身のこなしで脱出すると、追いかけてくる警官たちからまんまと逃れ、忽然と姿を消してしまう。 この男ラウがたまたま身を隠したのが、空を飛ぶ夢にとりつかれた発明家フィリアス・フォッグ（Steve Coogan）の屋敷であった。そこでは、フィリアスが使用人相手に空飛ぶマシンを発明し、人体実験をしていた。しかし発明は失敗し、機械は煙を上げる始末。使用人はたまらず逃げ出してしまう。 　そこへ、屋敷の植わった木のこずえから、1人の男が落ちてくる。驚いたフィリアスに、一部始終を見ていたラウは警察の手から逃れるため、自分が新しい使用人だと言う。フィリアスは、フランス系の使用人以外は雇って無いと言うが、ラウは母親が中国人のハーフで、パスパルトゥと言う名前だと切り替えした。すると、発明以外無頓着なフィリアスは、気にせず彼を雇うことにした。フィリアスは早速、人類初の時速80キロ突破を目指す実験を開始する。 　その頃、王立科学アカデミー長官のケルヴィン卿（Jim Broadbent）は、イングランド銀行に預けていた『翡翠の仏像』が盗まれたと報告を聞き怒り心頭のご様子であった。そこへ現れたのは、仏像をケルヴィン卿にもたらした、中国人の女将軍ファン（莫文蔚）。彼女は、この貴重な仏像と引き換えに大英帝国の軍事援助を求めていたのだった。だが仏像が戻らない限り、ケルヴィン卿に取引の意思はないと知った将軍は、部下たちに捜索開始を命令する。しかし、その仏像は中国の国宝であり、それを我が手にしようというあくどいケルヴィンは、気が治まらない様子だった。 　ある日、王立科学アカデミーの学会が行われ、多くの科学者が集まりケルヴィン卿の講義に訪れていた。そこには、フィリアスとラウ＝パスパルトゥの姿もあった。そして、講義も終わり、皆はワインを手に交流会を楽しんでいた。そこで、ケルヴィンは相変わらず無茶苦茶な発明を真面目にやっている、フィリアスをからかおうとする。そこから、『80日間で世界を一周することは可能か？』という話に発展する。フィリアスは可能だと自身げに言うが、周囲やケルヴィンの言い分に自信をなくしかける。 　そこへ中国に帰り、仏像を本国へ持ち帰る口実になると思ったパスパルトゥは、隣の科学者伝いにフィリアスをけしかけるよう話を操作しようとする。そして思惑通り、フィリアスは実行して実証する羽目となる。ケルヴィンは、もし、80日以内に世界を渡り、帰って来る事が出来たら、王立科学アカデミー長官を君に譲ってやると挑発する。フィリアスは、興奮して挑戦を受け、交流会を後にする。 　屋敷に戻ると、フィリアスは閉じこもっていた。いまさらながら挑戦を受けた事を後悔していた。それを見たパスパルテゥは、あなたなら出来ると励ますと、単純なフィリアスはその気になり、出発の準備をする。 　しかし、ケルヴィンの所に、フィリアスの使用人であるパスパルトゥが『翡翠の仏像』を盗んだ犯人に似ていたという情報が入る。周囲はケルヴィン卿の支配下にあり、警察もまた彼の腰巾着のような存在であった。ケルヴィンは、それを確かめるため保安官（Adam Godley）にも彼らを追うように命じ、旅の妨害もたくらんでいた。 　そんな中で、フィリアス達は英国を出発するが、出発開始から保安官の妨害に遭った2人だったが、パスパルトゥの機転で何とかその場を逃れ、しかも保安官の馬車を奪い、それに乗ってフランスへと向かう。 　パリに着いた彼らは、言葉がわからず困惑する。フィリアスはパスパルトゥに通訳しろと言うが、嘘をついている彼は適当にごまかそうとする。そこでパスパルテゥは、『翡翠の仏像』の追ってきたファン将軍の部下達の姿を見かける。慌てて彼は身を隠す為、彼が尊敬するエジソンの発明の展示会が催される嘘をつき、無理やり近くに美術館にフィリアスを連れて逃げ込む。 　そこで、フィリアスは画廊の補助で雇われていた女性モニカ（Cecile de France）に出会う。彼女は画家になりたいが、認めてもらえずその仕事をしぶしぶしながら、自分の絵もさりげなく客に見てもらおうとしていた。フィリアスは、彼女の『羽の生えた人』の絵に轢かれ、褒める。初めて人に褒められた彼女は、フィリアスと意気投合する。 　その頃、パスパルトゥはファン将軍の部下と鉢合わせして、美術館の倉庫で輩達と戦っていた。そして、その戦いに巻き込まれるようにフィリアスはパスパルトゥと一緒になって逃げ出す。そこには、モニカも付いて来ていた。そして、彼らは美術館から逃げ出し、チュイルリー公園で遊覧していた気球に乗り込み、追っ手から逃げていく。そして、彼らはオリエント急行に乗りイスタンブールへと向かう。 　その列車の中で、モニカはフィリアスに旅に同行する事を反対される。しかし、彼女は付いていきたいと言い張り言う事を聞こうとしない。そして、彼女は、この列車を止める事が出来たら、降りてもいいと、フィリアスをけしかける。またもや単純な彼はそれに乗って、車掌に話を付けに行こうとする。 　フィリアスが席をはずすと、モニカはパスオパルテゥに、フランス人だと嘘をついてるようだけど、本当は何者なのか、なぜ追われてるのかと聞く。このまま旅を続けたいパスパルトゥは、彼女にばらされる事を恐れ、真面目に「自分は中国人だ。母国から盗まれた『翡翠の仏像』を取り返しに、英国に渡って来た・・・。」と事情を説明する。母国の誇り絵を守ろうとする彼の真剣な姿勢に、彼女も話を理解し協力するという。その代わり、自分も同行できるようにパスパルテゥの助けを求めようとする。 　そこへ、フィリアスが駄目だったと帰ってくる。すると、彼女は自身ありげに車掌の所へ向かう。そのとたん、汽車は止まり、意気投合したように車掌とモニカがフィリアスたちの席へと向かってくる。あいた口がふさがらないフィリアスは、仕方なく彼女の同行を許すのだった。 　そして、彼らはインドのイスタンブールに到着。すると、海を越えてこの国にまで既にフィリアスたちの挑戦の噂が入ってきており、その国の王子が是非会いたいと申し出てきていた。先を急ぎたいフィリアス達だったが、王子の部下達に無理やり宮殿まで連れてこられる。そこには、音楽をたしなみマンドリンを弾き宴をするハピ王子（Arnold Schwarzenegger）の姿があった。体格の良いその王子は、社交的で彼らを歓迎しようとする。 　しかし、フィリアスは乗り気でなかった。更に、ハピ王子はモニカの美しさに轢かれ、益々その気になり、無理やり宴を開く。社交的で楽天的な王子だったが、彼らにとってはなんとも自分勝手に見えた。そして、皆で風呂に入りながら酒を飲み、旅の話に盛り上がる。 　しかし、フィリアスは不機嫌だった。王子はモニカを隣に付け、彼女とばかり話をしていた。そして、王子は彼女にここにいて私の妻になれと言い出す。ぎょっとするフィリアス達。王子にはすでに、何人もの妻がいたのだった。フィリアスは怒って帰ろうとするが、王子は、男2人は帰っていいとと平気で言い出す。モニカの腕をつかみ、フィリアス達は宮殿を逃げ出そうとする。 　それを王子達は追ってくるが、フィリアスは、出口の前にあった王子の大事な銅像を壊そうとする。銅像はロダンに作らせた大事物であり、慌てた王子はやめてくれと懇願する。しかし、フィリアスが手をすべらせ銅像を壊してしまう。怒った王子達は追ってくるが、折れた銅像の手で門をふさいで、3人は何とか宮殿から逃げ出すのだった。 　そして、彼らはまた汽車に乗りヒマラヤを越えて、パスパルロゥ＝ラウの目的である中国へと向かった。その汽車の中で、ラウは子供たち相手に、中国の英雄達の話をしていた。『廣東十虎』と呼ばれる功夫の達人達がいて、その武術は蛇や虎、鶴などの動物から模った技を使うんだと、その肩を見せながら得意げに話、子供達を喜ばせていた。しかし、科学者のフィリアスは、伝説なんてものは、あくまで作り話だ。でも、科学は目の前に存在する。僕はそっちの方が面白い。と、信じようとせず興味なさそうに言うのだった。 　そして、母国に帰ったラウ達は大歓迎される。フィリアスはよく判っておらず、ラウは彼に、この国は、客人をもてなす慣わしがあるんでしょうと言われ、そのもてなしに喜ぶ。ラウは母と再会し、使命を果たした事を報告する。そして、すぐにある人物を訪れる。暗闇に身を隠したその男は「ご苦労だった。」と仏像を受け取る。ラウはその晩、家族と共に久しぶりの会食を開く。そこで、ラウの母親から酒を勧められたフィリアスは調子に乗って、ドンドン呑んでしまう。さすがに、酔っ払ったフィリアスは、ラウのベッドへ連れて行かれる。フィリアスが寝てる間も、会食は続けられていた。 　フィリアスが目を覚ますと、そこには、たくさんの写真が飾られていた。その中で若きラウの姿があるのを見つけ、彼は驚く。そして、隣にあった手紙を見つけ読んでしまう。全てを知ったフィリアスは、ラウの元へ向かう。彼の様子がおかしいのと、手に手紙を持ってることに気付いたラウは「決して、貴方を騙そうとしたわけではないんです。僕は心から貴方を尊敬し、成功を望んでいます。これからもお供するつもりです。」と言う。 　しかし、フィリアスは、モニカまで事情を知って黙っていたことに怒り、「これから先の旅は、1人で十分だ。僕は馬鹿にされた気分だ。」と、ラウの家を出て行こうとする。ラウは、誤解を解こうと彼を追い、門を開く。すると、そこには、ファン将軍の部下の『紅蠍団』にとらわれた、フィリアスの姿があった。 　ラウとモニカも捕らえられ、「『翡翠の仏像』を返せ。」と迫られる。ラウはその、『紅蠍団』の隊長（呉彦祖）に、武術家なら武術で勝負しろ。勝ったら返してやる。彼らは関係ないはずだと言い、隊長との勝負を申し出る。隊長との一騎打ちを始めるラウだったが、しかし隊長は卑怯な手を使わい、部下達がちょっかいを出してくる。その邪魔で、ラウは荷台にお知りから突っ込み、身動きが取れない状態になる。隊長は「ママの所に帰んな！」と笑い、荷台を蹴る。急な斜面を荷台は走り、身動きの取れないラウは慌てる。そこへ、荷台をつめる男が現れる。その男は仏像を預かったあの人だった。 　それは、ラウが汽車で語っていた伝説の英雄『廣東十虎』の1人、黄飛鴻（洪金寶）であった。その姿を見るなり、顔色を変える隊長。「黄飛鴻！貴様ら2人だけで何が出来る！」と言う。すると、ラウたちの後ろから、忍者のような姿の者達が現れる。隊長は「『廣東十虎』の出現に驚き、乱闘を始める。 　しかし、伝説の通り彼らは皆強く、あっという間に『紅蠍団』を片付けてしまう。それを見ていたフィリアスは、「伝説は本当だったのか・・・。」と驚く。その隣で「でも、9人しかいないわ？」とモニカ。ラウは自慢げに自分を指さす。そう、彼もその伝説の『廣東十虎』の1人だったのだ。 　騒動は終わり、フィリアスは自分の使命を果たすため旅に出ようとする。そこへラウがやって来て「僕もお供します。僕は貴方の使用人です。それは変わりません。」と言うが、彼は1人で旅立っていった。 　サンフランシスコに着いたフィリアスは、女詐欺師に騙されて荷物を丸々盗まれて、無一文になってしまう。3日が経過し、彼は物乞いをしていた。そこへ、ラウ＝パスパリルトゥとモニカがやってくる。友情を再確認した彼らは、また一緒にゴールまで旅をすることになる。 　そして、先を進み、彼らはライト兄弟（Owen Wilson、Luke Wilson）に出会い、飛行機の設計図を見せてもらう。「これなら実際に飛べるぞ！すごいぞ！」と感動するフィリアスだった。 　そして、なんとか無事にニューヨークに着のだが、そこには、ファン将軍が待ち構えていたのだった。
出演画像
資料	演員クレジット DVD映像 吹き替え声優：蝶野正洋（ビデオ・ＤＶＤ版） 　　　　　　　　　水島裕（テレビ版） ビデオ・DVDジャケット

片名	80日間世界一周
	輪游世界80天
英題 片名
邦題	８０デイズ	DVD題	ポニーキャニオン

備考

タイトル